オーストラリアの競馬ホットニュース

2000年【下半期】

ドッグレースのせいで...STCナイトレースの危機

昨年始まったシドニーのナイトレース。カンタベリー競馬場で好調な業績を続けていますが、今度このカンタベリー競馬場を所有するシドニーターフクラブ(STC)は来年3月のG1レース、カンタベリーギニーズをナイトレースにすると発表しました。しかし、これに大反対のドッグレース業界。このほど正式にドッグレース側の反対意見を答申して、カンタベリーギニーズのナイトレース化は、危うくなっています。オーストラリアではサラブレッドレースとドッグレース、またハーネスレースの三つの業界が集まって一つの団体を作っており、このうち一つでも反対すると話がまとまりません。ドッグレースもハーネスレースも夜の開催になっており、大レースが夜になると売上に関わるというのが反対理由のようです。<28DEC00>

西オーストラリアダービーは、オールドスパイス産駒オールドマネーが優勝

先週のクリスマスイブにパースで開催された西オーストラリアダービーで、牝馬のオールドマネーが勝ちました。今回のオールドマネーは、2週間前に西オーストラリア・オークスも勝っているのですが、何とこのオールドマネーのオーナーたちは、10年前にもこのオールドマネーと同じ父親オールドスパイス産駒ナターシャでオークスとダービーの二冠を手にしているのです。なんと言う偶然でしょう。ところでこの西オーストラリアダービーは、シンガポールダービーも兼ねています。 <28DEC00>


オーストラリアのチャンピオン騎手、"裁決委員は馬鹿が多い"などとマスコミで批判

アラン・ロビンソンは、日本で言うと安藤勝巳騎手のような騎手です。大都市ではあまり騎乗しないのですが、プロビンシャルと呼ばれる地方の競馬場を主に活躍場所として、昨年は年間200勝以上を挙げてオーストラリアの競馬の歴史に残しました。ところがこのロビンソン騎手が新聞で"裁決は馬鹿が多い。俺は裁決が大嫌いだ"と書き、その裁決に呼ばれました。彼の暴言歴は有名で、それだから人気テレビやスピーチなどにも呼ばれる機会が多いようです。こうした暴言事件が、全国放送のテレビのニュースになることも彼ならではのこと。騎手対裁決。トラックを離れたこの競争に皆注目しています。 <18DEC00>


ダレン・ビードマン騎手、あやうく大怪我を免れる

今年7月にオーストラリアの競馬の歴史最悪の事故と言われるイプスイッチカップに巻き込まれあやうく大怪我を逃れたダレン・ビードマン騎手ですが、先週ランドイック競馬場でのレースで、ペンブルトン号から落馬、またまた奇跡的に大怪我を免れました。これはゴール前100m、鞭を嫌った同馬が無理やりビードマン騎手を振り落としたもので、後続の馬たちも何とか倒れているボードマン騎手を避けて走り何とか軽症で済みました。ああ良かった! <11DEC00>

スピードガールのベルドジュール見事なカムバック

今年の100万ドルレース、マジックミリオンズレースで2着、また3月のゴールデンスリッパーレースの優勝馬、ベルドジュールがこの土曜日ランドイック競馬場でカムバックしました。このベルドジュールは、来年から日本で繋用されるデヘアの牝馬で、最後の1000mを56.84秒で走ったスピードガールです。ゴールデンスリッパー以降病気で再起が危ぶまれていましたが、先週の走りは堂々たるもの。これから彼女は1月12日、ゴールドコーストで開催されるマジックミリオンズトロフィー(1400m)に出走予定です。 <11DEC00>


3頭の馬の死。現在取調べ中。

シドニーから北に行ったセントラルコーストの休養馬のための牧場で3頭の馬が死にました。不審な死亡事件に、ニューサウスウエールズ州の競馬管理母体TRBが調査をしたところ、これらの馬のオーナーである台湾のビジネスマンが、禁止されている薬物を厩舎に持ち込み、これらの薬物を所有馬の馬の治療などに大量に使っていたことが明らかにされました。またこのビジネスマンは、台湾でも競走犬や競走馬を所有していて、これらの薬物を台湾に送っていたことも分かっています。自分の馬だからとでも思ったのでしょうか。動物を愛する心があれば、こんなことは起きなかったでしょう。まるでディック・フランシスの小説のような事件。今オーストラリアの競馬ファンをがっかりさせています。<4DEC00>

香港国際レースのオーストラリア前哨戦  

17日に開催される香港国際レースに出走するオーストラリア馬の3頭が、この土曜日にシドニーで顔合わせしました。レースは、1300mの準重賞レース。出走したのは、アダム、ミスターイノセント、そしてショーグンロッジ。優勝はアダム、2着はミスターイノセント。そしてショーグンロッジは、5着。しかし、勢いよくゴールインしたショーグンロッジに、調教師は満足だったよう。これらの3頭は、ニュージーランドのサンラインとG1を6回も勝ったテスタロッサとも香港マイルで鉢合わせすることになっています。こんなに出走馬を送って負けたら、オセアニア馬の株下がるだろうな。頑張ってね。 <4DEC00>


ニュージーランドのトレーニングセール盛況

500頭以上の上場馬を出した史上最大規模のトレーニングセール。英語ではReady-To-Run Saleといいます。こうしたセールの常で売れ残りがあったものの、339頭がセリ落とされました。バイヤーもオーストラリアからだけでなく、香港、英国からもかけつけ、ますます国際的なセリに発展しそうです。中でも36頭が、NZ10万ドル以上の値をつけています。
ザビールの牡馬の31万ドル(日本円で約1240万円)。香港のバイヤーがデインヒルの牡馬に30万ドル(約1200万円)。英国からのバイヤーが、オーストラリアの種牡馬のスニペッツを12万ドル(約480万円)で買っていきました。最も多くの買い物をしたのは、現在ドバイとオーストラリアに厩舎を持つグラーム・ロジャーソン調教師です。
<30NOV00>


ブルーに関しての間違いの訂正。

先週のホットニュースに、ホーリックスの息子ブルーが
GTマッキノンステークスを勝ったとお知らせしましたが、それはGUサーブクラシックの間違いです。すみません。マッキノンは、私の昔からの友人、ブライアン・メイフィールドスミス調教師のオリバーツイストでした。こんな間違いをすると彼にも叱られそう。でも、彼と奥さんのマリーさんにはメルボルン、フレミントン競馬場の厩舎で十年ぶりぐらいに会いました。元気そうで、とてもハッピーでした。ブライアンは、その昔シドニーのリーディングトレーナーだったのです。厩舎がオーナーたちの意向で解散してから数年後アフリカの動物保護のために旅立ちました。でもそれが失敗、メルボルンで心機一転して今回の成功です。彼のこんな人生が、最近"Outsider"という本になって出版されています。
(訂正個所は既に直しています) 
<20NOV00>

マッキノンステークスの勝ち馬オリバーツイスト



ほんとに、久しぶりのフリードマン厩舎の優勝

トレーナーをしていると、いい時期と悪い時期があると皆いいます。どんどん勝つときもあるし、どんなに頑張っても、どうしても馬が走ってくれない。リー・フリードマン調教師は、オーストラリアを代表する一流調教師ですが、ここ2年ぐらいその成績が下降気味。そして今シーズンは、何とリーディングの10位にも入っていません。私も彼をよく知っているだけに、本当にどうしたのだろうと心配していたら、スプリングカーニバル最後の土曜日、メルボルンのサンダウン競馬場でのGUサンダウンギニーズ(1600m)をシーニックワーリアーで勝ちました。彼の全盛の頃は1シーズンGTを何と13もとったことがあるのです。きっと、このレースで片目が開いて、あとは少し楽になるでしょうね。 <20NOV00>


ホーリックスの息子ブルー(Brew)がマッキノン(GT)とメルボルンカップ(GT)を制覇。

11月4日土曜日、GUサーブクラシックを勝ったホーリックスの息子ブルーは、その3日後の2マイルレース、メルボルンカップを勝ちました。このブルーは、ジャパンカップの優勝馬ホーリックスを母に、今は亡きサートリストラムを父に持つオセアニア最高の良血馬。調教師はマイケル・モローニ調教師。同厩馬のセカンドカミングは、3着に入りダブルの喜びとなりました。 ホント、本来なら、私もこの喜びに浸っているところですが、カップ当日変心して、(そう、私の人生を見るよう)結局、この日一日は散々な結果になりました。もっとも、真理子さんのお陰で儲かりましたという人たちから随分お礼のメールがありましたが(ククク 泣き声) <16NOV00>

メルボルンカップに何と12万人の入場

メルボルンカップの3日前ダービーデーにも9万人の大入場者となった今年のメルボルンカーニバル。好天気も重なって今年のカップデーは、何と12万人の入場者を数えました。なんだたった12万人かって、日本の人なら言うかも知れませんが、メルボルンの人口はたった300万人ですからね。その内12万っていうのはすごいですよ。それから、オーストラリア全国の競馬場でもメルボルンカップを祝う?観衆が集まりました。地元のレースの合間にメルボルンカップを楽しめるというオーストラリアならではのシステムだからです。シドニーのランドイック競馬場にも3万人を超える人が集まったそう。えっ、この日はシドニーは休日ではないんですよ。 <16NOV00>

本騎手になって1週間目の金星

オセアニアの騎手なら誰でも夢見るメルボルンカップ優勝。その夢を本騎手になって1週間目で達成したケリン・マカボイ騎手。彼はアデレードのピーター・ヘイズ調教師(デビッド・ヘイズのお兄さん)の厩舎に見習いに入り、ちょうどメルボルンカップ1週間前に見習から本騎手になったところでした。もちろん、見習の時から上手なことは評判でしたが、オセアニア中のトップ騎手、またデトーリ騎手のような世界のトップ騎手に混じってのレースで、まさか優勝するとは。何だか夢のような話ですね。この幸運に負けないで、これからも頑張ってもらいたいもの。えっ、幸運に負けないって変だって?人間初めからいいことばかりだと、結構後で大変な思いをするものだから。 <16NOV00>

ヨーロッパからの参加馬メルボルンで実力発揮できず!

モンジュのハモンド調教師の管理馬モンロシュ、はるばるフランスからメルボルンの競馬シーズンに参加しましたが、コーフィールドカップでもいい走りを見せなかったばかりか、11月4日(土)のマッキノンステークス(GT、2000m)でも、16頭だて15着とほとんど実力らしい実力を発揮していません。これは、馬の実力というよりは、競馬の仕方の違いというのではないかとエキスパートは言います。競馬場の作りからトラックの質、おまけにレースの進め方までかなり違うからです。実は、このところ天候も悪くて、馬場の状態が重かったので、私はこのモンロシェの馬券を買っていたんです....また、やられてしまいました。そうそう、マッキノンステークスはブライアン・メイフィールドスミス管理のオリバーツイスト。昨年このレースで2着になった馬です。このレースは、メルボルンカップに先駆けたレースなので、これでまたカップのオッズが変わるかも知れません。 <6NOV00>

ダービーは、またグレン・ボス騎手。オリンピックチャンピオンから金メダル。

オリンピック金メダルをかけた騎手なんて見たことがあるでしょうか。この日グレン・ボス騎手はオリンピックの馬術チャンピオン、マーク・ホイ氏から馬上で金メダルを貰いました。今年のビクトリアダービーは、グレン・ボス騎手の騎乗したヒットザルーフ。調教師は、ピーター・ヘイズ調教師とリィーディングの座を争う、デビッド・ヘイズ調教師。初めてのダービー優勝に涙のインタビュー。それにしても、グレン・ボスはこれでGTを20もとっているのです。何と言っていいやら。 <6NOV00>

サリンジャーステークスは、フェアリーキングプローンの弟が優勝

GTの1200mサリンジャーステークスは、安田記念を勝ったフェアリーキングプローンの弟、イージーロッキングが優勝しました。同馬は、天才騎手と呼ばれたロン・クイントン調教師が調教師生活7年目で獲ったGTです。これまた名騎手のジム・キャシディー騎手が鞍上に。このレース、2着は、アムラム。騎乗していたのは、これまでこのイージーロッキングに騎乗、クイントン調教師の後輩でもあるダレン・ビードマン騎手です。 <6NOV00>


メルボルンカップの優勝馬ジューンの娘がウエイクフルステークスを。

メルボルンカップの優勝馬ジューンの娘、ロリータスター(ピーター・ヘイズ調教師)が格式あるGTの牝馬レースウエイクフルステークス(2000m)を勝ちました。このレースはVRCオークスの前哨戦とも言われるもの。18枠という外枠をひいたにも関わらず2着に2馬身離しての大健闘。ピーター・ヘイズ調教師は、今は亡き父親コリン・ヘイズと現在香港で活躍中のデビッド・ヘイズ調教師もこの賞をとったので、ひときわ嬉しそうでした。 <6NOV00>

今回はカップキング無しのメルボルンカップ

これまで11個のメルボルンカップをとったカップキングのバート・カミングス調教師。今年は彼の管理馬が出ていません。昨年は誰も知らないパースの馬、ローガンジョシュでカップをとったのですが、今年はゼロ。カミングスがいないとメルボルンカップにならないという意見や、外国馬がいなければ彼のもち馬が出られたとか、競争なんだから、仕方がないという向き。色々あるけど、まあ、私は競争なんだからという感じ。強い馬がいれば、出られた訳でしょ。 <6NOV00>


ホーリックスは今どうしているの?

1989年にジャパンカップを勝ったスーパー牝馬ホーリックスはニュージーランドのケンブリッジ牧場で11月1日にザビールの仔を出産しました。これまでに彼女の産駒2頭がステークスウイナーになっています。ところで11月7日(火)メルボルンカップには、そのホーリックスの息子Brew(父サートリストラム)が出る予定!! 
<3NOV00>


サンライン勝利の陰で、謎解き

7馬身を離すという劇的な勝利を見せたサンライン勝利の陰で、何とか勝利をものにしようと狙っていたライバルたちが敗因をさぐっています。とりわけ、ジャパンカップにも登録してきたダービー馬スカイハイツがそれ。同馬の調教師コリン・オールダーソンはビリから2番目になったことに関して、"裁決とも話したのだが、本当に原因が分からない。トラックの状態が悪かったということもあるけれど、それがこんなにひどい走り方をするというようにも思えない。レース後大量の尿を出したので、何か膀胱の病気かも知れないので調べているが、しかし当日まで元気だったので、本当に病気だとは思えないし"と語っています。もう1頭のチャンピオン馬タイザノットのウオルター調教師も"信じられないが、サンライン以外のチャンピオン馬は全滅だった。それも、全くいいところなしの走り方"と首を傾げています。まるで、サンラインの記録達成に馬たちが皆示し合わせていたようにも思います。当日ドキドキしてみていた私は、この結果にまだドキドキしています。果たして謎は解けるのでしょうか。 <30OCT00>


84歳の調教師を喜ばせたコーフィールドカップ。

この土曜日にメルボルンのコーフィールド競馬場で開催されたGTレース、コーフィールドカップ。優勝は84歳のジョン・ハンロン調教師の管理馬ダイアトライブ(父Brief Truce米)。 2着はニュージーランド産馬カープスタッドウエイ。3着にフェアウエイがきました。このレースはスプリンターズステイングレースと呼ばれていて2400mなのに、スピードが要求されるレース。どうりで、シンガポールダービーを勝ったドバイの馬オールザウエイや、フランスからやってきたモンロシェは、全くレース展開についていけませんでした。
ダイアドライブを管理している84歳のハンロン調教師。これまで2回も写真判定でこのレースに勝てなかったというハンロン調教師の願いが3度目でやっと叶ったといいます。なかなか粋なことをする運命の女神。もっとも、ベテラン、ジム・キャシデー騎手を馬上に乗せてのレースだから、さもありなん。 
<23OCT00>

メルボルンカップのカップが競売に。

1890年のメルボルンカップのカップがこのほど競売にかけられます。現在の持ち主は、かつてオーストラリアを代表したことのある大富豪ロバート・ホームズアコートの未亡人のジャネット・ホームズアコート。競売価格をサザビーズは、大体20万ドルから30万ドルに予定しているといいますが。20万ドルは日本円で約1千200万円。大変な価格です。
<23OCT00>


ジャパンカップだ。スカイハイツだ。

今日土曜日のコーフィールドカップ次第だとは言うものの、オセアニアを代表するZabeel産駒のスカイハイツがJCに登録されています。ザビールの強さをぜひ日本の人に知ってもらいたい!! 昨年はまだ若くてJC向きではありませんでしたが、今年は一段とたくましくなって調子を上げています。このスカイハイツは、今週土曜日のコーフィールドカップ(GT2400m)に出ます。スカイハイツは昨年のコーフィールドカップの覇者でしたが、コックスプレート制覇はまだ。この結果次第でジャパンカップ招待も決まるというので今からどきどきして待っています。そうそう、ジャパンカップダートには、あの世界最強の牝馬サンラインの名前が入っています。 <18OCT00>


コーフィールドカップ、ますます国際的に!

アイルランドからのAll the way(オールザウエイ)とフランスからの Mont Rocher (モンロシェ)を含む18頭の出走馬が昨日発表されました。この中にはまたJCにノミネートされているオーストラリアのFreemason (フリーメイソン)もいます。一昨年は英国のTaufan's Melody (トーファンズメロディー)が優勝し、コーフィールドカップもますます国際化しています。えっ、何が勝つかって?  それは、これから勉強?してからでないと。 <18OCT00>


期待のスーパー牝馬アンウオードリーが死亡

日本出張中に、オーストラリアいちの調教師ジョン・ホークスが管理するスーパー牝馬のアンウオードリーが骨折、安楽死という暗いニュースが入りました。6戦5勝。うち、GTがひとつとGVがひとつ。父はクエストフォーフェイム。母の父はデーンヒルという超良血馬で、オーストラリアを代表するような繁殖牝馬としても将来を嘱望されていたアンウオードリー。朝の調教中の骨折事故。騎乗していたラリー・キャシディー騎手は、馬を降りるなり彼女の首を抱いて泣いたといいます。あまりのショックに調教師のホークス氏も、オーナーのインガム氏もノーコメント。気持ちがわかるような気がします。 <13OCT00>


日本の社台のパーティーは、まるで競馬有名人大会?

8日、毎日王冠の日に日本到着。その足で競馬場。それから、夜は社台のパーティーで競馬会を代表するような超有名人とお目にかかりました。騎手も横山典、後藤騎手などトップジョッキー。国際派合田さんや彼の奥さんのいつ子さん、もう名前を挙げればきりがありません。あっちにもこっちにもご挨拶してツーショット撮らせてもらって、すっかりミーハーしてきました。そう、毎日王冠では馬連をとってホクホク。でも、パーティーに合わせてツーナンテ(勝ち馬)を用意するとは、まったく天下の社台らしいですね。 <13OCT00>


明日のヤランバステークスは、ゴドルフィンが本命。

メルボルンカップにゴドルフィン厩舎が馬を送りこんできたことは知っていましたが、明日のコーフィールド競馬場でのGTヤランバステークスにそれらの馬が走るとは。おまけに、その中のオールザウエイが現在本命にされているようなのです。このオールザウエイは、5月にシンガポールダービーを勝った馬。明日のレースは、メルボルンカップへのステップアップレースにするということです。但し、彼はシンガポールダービー以来走っていないので、はてさてどんな活躍をするか。でも、いよいよ、世界の競馬はグローバルになってきましたね。これからは、競走馬も旅慣れていないと駄目な時代かも。

尚、明日のヤランバステークスには、ジャパンカップに行きそうな馬が何頭か出ています。
例えばタイザノット。スカイハイツ。フリーメイソン。フリーメイソンは、今をときめくヨーロッパ馬シンダー(引退が決まったようですが)と父が同じ。(グランドンロッジ)スカイハイツはオセアニアを代表するザビール血統。この他にもグランドロッジの息子でショーグンロッジもでます。それに、チャンピオン・スプリンターのテスタロッジも加わりもう超豪華。レースを見れないのがほんとに残念。スプリンターのテスタロッサは、何と初めての2000m。
<13OCT00>
フジキセキのオーストラリア生まれの2歳馬に会ってきました。

先週の日曜日は、東京から来てくれたギャロップの鈴木記者と一緒に、クインズランド州のツウンバというところに、フジキセキの2歳馬を見に行きました。この2歳馬は、来年の1月ゴールドコーストで開催されるマジックミリオンセールに上場されます。父親譲りの黒鹿毛あり栗毛あり。この仔たちが、来年はオーストラリアで活躍するのですから何だか胸がどきどきします。セリは、来年の1月11日から14日まで。日本からスタージョッキーを呼んで大騒ぎしますから、ゴールドコーストまで遊びにきませんか。 <6OCT00>


ショーグンロッジ(父グランドロッジ)オーストラリアでも快調。

凱旋門を制覇したシンダーの父グランドロッジの南半球生まれの産駒たちが快進撃を続けています。中でも、ショーグンロッジは、この月曜日にシドニーのランドイック競馬場で開催されたGTエプソムハンデに軽く勝って、この春の成功の香りを放ち始めました。これでショーグンロッジは、昨年のジョージメイン(GT)とエプソムのダブルを制覇した初めての馬になります。現在オーストラリア最強のマイラーかも知れません。さて、今をときめく種牡馬グランドロッジは、この他にやはりGTの優勝馬フリーメイソンが活躍しています。もしかしてこのフリーメイソンは、今年のJCに行くかも知れません。 <6OCT00>
アフリカ帰りのメイフィールドスミス調教師のオリバーツイスト、カップ狙う。

シドニーでリーディング調教師を33年続けたトミー・スミス調教師を15年ぐらい前にその王座から退けたブライアン・メイフィールドスミス調教師。その後、彼が専属調教師を勤めていたネボロッジ厩舎が解散になり、暫くアフリカで動物の保護などの仕事をしていました。その彼が数年前動物保護の夢破れ帰国。メルボルンに場所を代え、トップ調教師としての再起を計っていましたが、今年こそその願いが叶うかもしれません。というのは、先週土曜日、コーフィールド競馬場で開催されたアンダーウッドステイクス(GT1800m)で、彼の管理馬オリバーツイストが見事な優勝を見せたからです。調教師としての実績は十分。これからメルボルンの春競馬で続々と重賞レースに勝ちそうです。


タイザノット、60キロにもめげず大奮闘。

タイザノットが着々と底力を見せてきています。先週の土曜日、シドニーのランドイック競馬場で開催されたビル・リッチーハンディキャップ(GV1400m)で、60キロのハンデを背負って2着になりました。最後のコーナーを8着でつけて、直線をものすごい勢いで抜け出し、54.5キロを背負って優勝したランドスラインディングにわずかの差で2着。彼はスプリンターではないのですが、1400mをこの勢いで勝ってしまうって、やっぱりチャンピオンだけありますよね。 <25SEP00
2度目のサヨナラ

2年の休養を経て帰って先月帰ってきたマイトアンドパワーですが、再起戦に2回走りかつての走りをみせることが出来ず、更にまた怪我をする心配があると、オーナーと調教師が話し合った結果、完全に引退することになりました。再起後は、オセアニアの最強馬を決めると言われるコックスプレートを目指すと言われていましたが、もちろん、今回の決断でそれも叶わなくなってしまいました。引退後のマイトアンドパワーは、シドニーの北部セントラルコーストの、デナム調教師の持つ牧場で余生を過ごすということです。そう、これでマイトアンドパワーと2度目のサヨナラ。 <18SEP00>


史上最強の牝馬、サンライン、向かうところ敵なし

現在世界で最強牝馬と言われるサンラインは、9月16日の土曜日、メルボルンのムーニーバレー競馬場で開催されたGU、フィーハン(Feehan)ステイクス(1600m)であっさり優勝しました。これでコックスプレートを勝てば、オセアニアの競馬史上最高収得賞金額と、コックスプレート2年連続制覇と言う、これまで誰も打ち立てたことのない偉業を遂げることになります。今まで逃げ馬だったサンラインは、中団に落ち着くという、これまでにない態度を見せており、このままだと、もっと長い距離も行けるのではないかということです。ということは、もしかしてJC?
<18SEP00>
タイザノット、勝たなかったけれど。

チャンピオン・ステイヤー、タイザノットが帰ってきました。この馬はぜひJCに行ってもらいたいのですが、関係者は昨年の時点で“全く関心なし”。でも、今年はどうかしら。さて、同号は、先週土曜日のローズヒル競馬場、セオ・マークスステークス(GV1300m)で帰ってきました。直線で前に出られなかったにも関わらず1着から3、4馬身離れての6着。ガイ・ウオルター調教師とダレン・ビードマン騎手はとてもハッピー。なんせ60キロも背負っての短距離でしかも第一戦。このまま頑張って欲しいのだけど。そうそう、彼はメルボルンの左回りがどうも駄目なんです。ということは、府中も駄目? <11SEP00>


ブリスベンの見習騎手カップで日本の大田陽子騎手が優勝

先週土曜日、ブリスベンのイーグルファーム競馬場で開催された“アプレンティスカップ”で、日本から留学している大田陽子騎手が優勝しました。今年の陽子ちゃんは8月からのランキングで10位に入るほどの勢い。クインズランドでは数多くの日本人の騎手が活躍していますが、彼女と、富沢希君は鼻を切っています。この勢いでぜひ重賞レースを勝ってほしいですね。 <11SEP00>
ついに帰ってきたマイトアンドパワー、でも..

22ヶ月の長い休養を経て帰ってきたマイトアンドパワー。腱を痛めて帰ってきた馬に成功した例はないとしながらも、8月31日土曜日のローズヒル競馬場は、帰ってきたチャンピオンを見ようと多くの人が集まりました。でも、結果はビリと無残な結果。でも、関係者は、あと2、3戦はみないと分からないと言っていますが。ほとんどのマスコミは、もう駄目だろうという結論をつけています。でも、私は、まだ信じたいな。そうそう、マイトアンドパワーを知らない読者の方へ。彼は父親にZabeelを持ち、これまで7回もGTを優勝しているオーストラリアの最強馬だった馬です。そう、オーストラリアの国民的な競走馬とでもいうのでしょうか。だからこそ、まだ彼の底力を信じたい人々が沢山いるのです。調教師によると、これから1500m、1600mと走らせ、10月のコックスプレートということですが、準備が間に合うのかどうか。 <4SEP00>

春の競馬シーズン、帰ってきたヒーローたち。

さあ、オリンピックもそうですが、私たち競馬ファンにはやっぱり春の競馬シーズンの方がワクワク。今年こそは何とかジャパンカップにオセアニアの強い馬を送りたいものです。今年の春シーズンの期待は、この土曜日にファイティングスピリットを見せたMr. Inocent. そして、Freemason. バート・カミングス調教師が密かに大レースを狙っているAllez Suez (アレスエ)。とりわけミスターイノセントは、田舎、ニューキャッスルをベースにする馬で、都市レースで連戦連勝。これから晴れのコックスプレート(オセアニアの最強馬を決める)へ向かおうというもの。笠松競馬から出たオグリキャップのようなもので、センチメンタルなファンもかなり多いようです。 <4SEP00>

サンライン、世界最強牝馬の貫禄発揮

サンラインは世界最強牝馬といわれます。ニュージーランド産で、父親にデザートサンを持ちます。そのサンラインが、長い休養を経て、オーストラリアの競馬に帰ってきました。土曜日にメルボルンのムーニーバレー競馬場で開催されたGTマニカトステークスで、他の馬を寄せ付けず、まるでクルージングをするような快勝。これぞ競馬の醍醐味というレースを見せてくれました。もう1頭のチャンピオン馬、マイトアンドパワーは、彼のデビューにコースまで替えての準備でしたが、レース日の朝に出走取り消し。ちょっと足が腫れているので大事をとっただけと関係者が言っていますが、ホントかしら。
<21AUG00>

オーストラリアで活躍する日本人騎手の大田陽子ちゃん、今シーズン、クインズランドでランキング8位。

オーストラリアのクインズランド州で活躍する見習騎手の大田陽子ちゃん。現在ブリスベンのトレバー・ミラー調教師の厩舎に所属しています。その彼女が今シーズン、といっても8月に入ったばかりですが、騎手ランキングの8位に入っています。彼女のライバルは、同じく日本人の富沢希君。彼は昨シーズン、日本人騎手としては、初めて重賞レース(GV)で走っています。頑張れ日本人騎手たち。
<21AUG00>


マイトアンドパワーが帰ってくる!

オーストラリアの一昨年の最強馬Might and Power(マイトアンドパワー)腱の怪我でもはや競走馬生命終わりかと思われましたが、大富豪のオーナーが現在出来る限りの医療処置をとり、今シーズン復帰します。腱の故障をした馬でこれまで前の状態で復帰した馬はあまりいないといいますが、国民的な英雄のマイトアンドパワーだけに、その復帰が待たれています。いよいよ8月19日にシドニーのカンタベリー競馬場で開催される“ワリックステークス”で復帰第一戦。実はこのワリックステークスは、オーストラリアジョッキークラブ(AJC)の持つワリック競馬場で開催されるはずでしたが、このところ馬場状態が悪く、これまで犬猿の仲だったシドニーターフクラブのカンタベリー競馬場を借りてレースが開催されるもの。これはオーストラリアの競馬史上初めての措置。そうでなければ、同馬を走らせないとのオーナーの意見もさることながら、こんなことが出来るのも全てマイトアンドパワーを絶好の状態で走らせたい、復帰させたいというファンの気持ちが通じたものでしょう。偉大なるもの。それは、偉大な馬と多くのファンなのです。
<14AUG00>
ワーキングホリデー?ブラウン騎手がGU優勝

香港をベースにするオーストラリアのコーリー・ブラウン騎手。シドニーでの休暇中に、病気のために騎乗できなくなったブライアン・ヨーク騎手の代打として、この土曜日シドニーのワリックファーム競馬場で開催されたサンドメニコステークスで、Zarizに乗って優勝しました。金曜日の午後ランチをとっていたところに優勝馬の調教師ジェラルド・ライアン師から電話。急遽騎乗が決まったという話。この日は、他にもヨーク騎手の代打で騎乗。結局2勝するという非常に有意義?なワーキングホリデー。もっとも、サンドメニコステークスでは、あまりの嬉しさにゴール直前で勝利の手を振り、裁決委員から7レースの騎乗停止を言い渡されました。“でも、ハッピーだ”とブラウン騎手。もちろんそうでショ。ベースにしている香港に関しては、“オーストラリアとはかなり違う環境。オーナーやトレーナーたちを社交をしながらビジネスをとっていかなければならない。でも、これまでオーストラリアでは、競馬場から競馬場まで時には何百キロも運転して競馬場回り。家族にも会うチャンスがなかったが、香港ではいつも家族に会える。これも、香港をベースにするお陰だ”とブラウン騎手は語っています。
<6AUG00>


158年の伝統に終止符。女性がジョッキークラブの理事に。
オーストラリアン・ジョッキークラブ(AJC)は、オーストラリアで最も古い歴史と伝統を誇るジョッキークラブ。このクラブのコミティーには代々、オーストラリアの競馬界や経済界、また法曹界の重鎮がなるという伝統がありました。もっとも最近になって、理事は会員の選挙で選ばれることになり、かなり風通しが良くなってきていましたが、そこに、最も大きな風穴をあけたのが、つい最近の理事選挙。158年のAJC歴史上初めて女性理事が選ばれたのです。この女性は、映画会社の役員のジュリア・リッチー。子供の時から著名な生産者で馬主であった父親の薫陶を受け、競馬との関係も深い。ところで、日本のJRAに女性理事が誕生するのはいつのことでしょう。 <8AUG00>
あのマイトアンドパワーが帰ってきた!!

先週の土曜日、シドニー、ローズヒルガーデン競馬場でマイトアンドパワーのエキジビションランがありました。1998年に故障のため休養中。普通だったら絶対復帰不可能ですが、オーナーのたっての願いでオーストラリア中のベストな獣医たちが治療。復帰が可能になったものです。オーナーは、まだ復帰第一戦がいつであるかはアナウンスしていませんが、予想では8月19日のシドニー、ワリックファーム競馬場での馬齢重量戦、ワリックステークスではないかと言っています。私も絶対みたーい。これはオーストラリアジョッキークラブの競馬場。私もAJCメンバーなので、オーストラリアにいる限りぜひ行く予定。でも、これまでマイトアンドパワーに乗ってきたジム・キャシディ騎手がアジアに行っているので、今度は誰が乗るんでしょうね。ダレン・ビードマンかな? <17JULY00>
ビードマン騎手復活!!1日4勝の大活躍

ダレン・ビードマンが復活してから、約半年が過ぎた。“やっぱりかつての力はないな”とか、“2年も休むと勘が鈍るんだよ”とか、色々批評も多かった。体重の調整も難しかったらしく、52キロから53キロに調整しなおしたビードマン騎手。先週の土曜日はブリスベンで4レースに優勝するという快挙を果たしました。記録では彼は1日5勝というのがあるらしい。私は、彼のレースを2つ買っていて、1つは、オッズの高い馬の2着、もちろんもう1頭は優勝というわけで、久しぶりに馬券をとりました。あまり嬉しくて大声をあげ、娘に叱られてしまいます。。そうそう、大声といえば、ラグビーの大好きな私はやはり先週の土曜日のオーストラリア対南アフリカの間で戦われた“ネルソン・マンデラカップ”にも大声を出して、娘からは叱られっぱなし。試合の結果?もちろん、オーストラリアのワラビーズが勝ちました。


来年の中山へ参戦の意思表明。グランドナショナル・スティープルチェイスの優勝馬

先週土曜日、メルボルンのフレミントン競馬場で開催されたグランドナショナル・スティープルチェイスで勝ったリーディングバウンティは、早々に来年の中山を目指すと参戦を表明しました。冬の時期に、オーストラリアの南のビクトリア州、南オーストラリア州、タスマニア州などで開催される障害レース。私の住むニューサウスウエールズ州では行われてないので、ごく最近まであまり関心がありませんでした。でも、今年は結構注意して観てみましたが、平地レースと同じぐらい面白いことが分かりました。ところで、このグランドナショナル・スティープルチェイスは、4700m、22のフェンスを超えるまるで耐久レースのようなもの。写真判定で、結局、リーディングバウンティが、本命のビッグザップをかわし優勝しました。このリィーディングバウンティは、これまで86回走って優勝が15回、2着が12回、3着が13回という素晴らしい成績。優勝の距離もなんと1600mから今回の4700mまでバラエティに富んでいます。来年の中山楽しみですよね。 <10JULY00>


オーストラリアの競馬史上、最悪の事故

クインズランドの競馬カーニバルは州都ブリスベンから場所を移して、ブリスベンからちょっと離れたイプスイッチという町で行われました。メインはGVのイプスイッチカップ。ところが、このレースで16頭立てのうち3頭が死亡、または安楽死処分、またジョッキーも8人が落馬、うち3人は病院に運ばれ、1人は重症という、オーストラリアの競馬の歴史始まって以来の最悪の事態になりました。原因は2番手を走っていたムシュタックが骨折して前にのめり、ジョッキーを振り落としたことから後方を走っていた馬と騎手にチェーンリアクションを起こしたことにあります。このレースで日本人の騎手の富沢望君が騎乗していましたが、彼は何とか無事でした。ダレン・ビードマン騎手は、レース後、“これまで自分が経験したうちで最悪の事故だ。トラックがまるで戦場のようだった”と語っています。この後のレースは、事故の犠牲者や死亡した馬のために、開催されませんでした。私も、このレースを見ていましたが、本当に胸の潰れる思いです。 <3JULY00>



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