オーストラリアの競馬ホットニュース

1998年【上半期】



【6月】オーストラリアのトップスプリンター、ジェネラルナディウムが英国で競馬

オーストラリアのトップスプリンターとして知られるジェネラルナディウムが、来年から英国をベースにすることになりました。現在オーストラリア、クインズランド州のグレンガリースタッドで休養中のジェネラルナディウムですが、オーストラリアの春(日本の秋)にメルボルンで走り、シドニーの秋の重賞レースで走った後香港のインターナショナルボウル(1400m)に出走する予定です。英国へはその香港から...。

英国では、トップトレーナーの、サー・マイケル・スタウト調教師の元で管理されるということですが、シャトルスタリオンだけでなく、競走馬も南北両半球をまたに翔ける時代になってきたのですね。オーストラリア馬の活躍が今から楽しみです。
<22JUNE98記>


64歳の現役騎手、引退の気配なし

ニュージーランドのケニー・ブラウン騎手は、64歳。現役の障害競走の騎手。先ごろオークランドのえエラズリー競馬場で開催された障害競走で、99回目の優勝を手にしました。すでに孫のいるケニーさんですが、騎手免許の更新をすませており、引退の予定は全くないそうです。老いてなお盛ん。ギネスブックに出るかも。<22JUNE98記>

対負けるというジンクスがあり、山野さんには「お願いだからイカナイデ」と頼まれていたのです。でも、あまりプラネットグリーンの調子がいいものだから、私が行っても大丈夫だろうと(とはいいながら心配していたのですが..)勇気を出して?行ってみました。双眼鏡で彼女の走りブリを見ていた私。あっ、1着だと思っていたら、あっという間に後ろに後戻り。結局ラストから2着で負けてしまいました。本命に近かっただけに、さすがに調教師が裁決委員から呼び出され、事情を聞かれていました。この馬は、大変ムラッ気のある馬で、誰かが側に来ると、途端に頭にきて、走らなくなるのです。そして、そうなったら、もう誰も手がつけられません。裁決委員には、休養をすると報告しました。

ああ、ジンクス通り、やっぱり負けてしまったとがっかりして家に帰りました。もちろん、山野さんには、私が競馬場に行ったことなど、絶対言いませんでした。なのに、翌日山野さんからEメールが入って「アンタ、行ったのね。メッ。」どうして、山野さんは、分かったのでしょうか。しょうがないから電話で聞いたら、たまたま私のホームページ見たんですって。あの偉い山野センセイが、まさか私のホームページ見るなんて思わないから。とんだドジ踏んでしまいました。センセイ、スミマセン。
<22JUNE98記>


騎手なしで走って、危うく勝ちそうだった?

6月13日の土曜日、シドニーは久しぶりのいい天気だったので、ローズヒルガーデン競馬場に家族で出かけました。ローズヒルガーデン競馬場は、2000年のオリンピックが開かれる競技場や、選手村に近い場所にあります。
この日、私はスゴーイ レースを目撃しました。ゲートが開くと、突然騎手のいないドクタースクイルが飛び出してきました。飛び出して、馬群の先頭に立ったのです。えっ、どうしちゃったの。ドクタースクイルは、どんどん走っています。後から必死になって追いつこうとする他の7頭の馬。直線になって、やっと、ベイタイツが彼を抜きました。抜かれまいと、首を出して頑張る?ドクタースクイル。結局、ゴールにはドクタースクイルが首の差で入ったのですが、これを一緒に見ていたスリンカード調教師。
「ホラ、だからいつも言うんだよ。騎手なんていらないって」もちろんドクタースクイルは失格でした。<15JUNE98記>


トップジョッキー、1日に4勝

シェーン・ダイ騎手は、オーストラリアを代表する騎手です。大変な事業家であるうえに、テレビの評論家も兼ねています。その彼は、ウインターカーニバル最終日が近づくブリスベンで、1日に4勝もするという活躍をみせました。しかも、その勝った馬の単賞のオッズは、14.6倍、13.2倍。本命でなくても、ダイ騎手にかかると、こうした活躍を見せるものなのですね。今日の最初の、記事とは、全く反対のことを言っていますが..。<15JUNE98記>


競馬場で、ポテトバッグを抱えて人間が走りました。

6月13日土曜日のローズヒルガーデン競馬場で、人間がジャガイモ100キロの袋を抱えて走るマイトアンドパワーレースが開催されました。これは、野菜の卸商をしていマイトアンドパワーのオーナーが寄贈したジャガイモを使ったもので、時ならぬ珍しいレースに観客は、ヤンヤの声援を送っていました。日本の競馬場でもこんなレースができるかしら。<15JUNE98記>


13年前の落馬事故の後始末

先ごろ、現在クインズランド州のリーディングジョッキー、ミック・ぺリング騎手は、13年前の落馬事故の損害賠償を支払えとの高等裁判所の判決を受けました。これは13年前、クインズランド州のブリスベンで起きた事故で、レース中に落馬した見習い騎手が、この事故のため、騎手としての生命を絶たれ、簡単な仕事しかできない身体になった、事故はぺリング騎手の不注意のせいと訴えたもの。当時の裁決委員は、ぺリング騎手の過失を認めなかったものの、今回の裁判所は、「競馬のルールと一般社会のルールは異なる」として、ぺリング騎手に日本円で約900万円プラス、裁判にかかった相手側の費用を支払えと命じたもので、これが前例となると、これから競馬界、あるいは騎手の世界に与える影響は大変大きく、ぺリング騎手は控訴するということなので、これからの行方が注目されています。<9JUNE98記>


クインズランドダービーは、ドッジが優勝

6月6日に、ブリスベンのイーグルファームで開催されたクインズランドダービーで、オーストラリアいちの馬主である、インガム兄弟の所有馬ドッジが優勝しました。このドッジは、オーストラリアの誇る種牡馬ケニーラッドの仔で、3/4兄弟のテノールもまた1994年の同ダービー馬で優勝しています。父親の血統より母親だという人がいますが、実際これを見ると本当にそうだなと思います。母親のダムゼルは、これまで4頭の産駒を出し、そのうち2頭がダービー馬です。

このダービーには、ニュージーランド勢が押しかけて、2着は、ニュージーランドのメローラ、3着もニュージーランドからやってきたブルーバードザワールドでした。<9JUNE98記>


ザルソバという馬がデビューしますよ。

評論家の山野浩一さんは、オーストラリアにたくさんの馬を持っています。彼はまた、牝馬を数多く持ち、こちらで生産もしています。これらの馬は、私が預かっているのですが、これから彼の生産した馬がドンドンでてきます。最近登録した彼のイヤリングの中には、ザルソバという名前の馬がいます。ソバは、つゆにつけて食べるから、雨に強い馬になりそうですね。<9JUNE98記>

騎手から調教師、調教師から騎手へ

オーストラリアの免許制度は非常に緩やかである調教師にしても実技や学科試験があるわけではないからホビートレーナーと言われるアマチュアの調教師を含めて馬を取り扱った事のある実績と何人かからの推薦状があれば調教師免許を取る事ができます。
しかし、いったん取ったら今度は実力一本の世界なのです。クインズランド州のギャビン・ダフィー騎手は、1994年に免許を取って調教師になりました。3年後、わずか22勝の優勝で今度は調教師稼業を見限って騎手に戻りました。行ったり戻ったりオーストラリアの規則はとても自由!?<5JUNE98記>


クインズランドオークスは、またまたザビールの産駒、ザッカライン

このところ重賞レースの勝ちが少なかったトップ女性調教師のゲイ・ウオーターハウスさんが管理しているザッカラインが、クインズランドオークス(GI)を勝ちました。このザッカラインは、マイトアンドパワーでおなじみのザビールの仔。リボー血統のアメリカ産の牝馬カステスセリーヌを母に持ちます。
最近、オーストラリアでは共同馬主が盛んですが、その草分け的な存在ハリー・ロートンシンジケートの持ち馬です。
ウオーターハウス調教師は、この馬でオークスとクインズランドダービーのニ冠を狙っています。<2JUNE98記>


ドラキュラが走る

先週のクインズランドサイヤースプロジュースステイクス(GI)を勝って、ジョン・ホークス調教師の管理馬ドラキュラは、1997年-98年度の最優秀4歳馬だとの呼び声が掛かっています。これまでの成績は8戦して5勝。この中にはAJCシャンペーンステイクスも含まれています。<2JUNE98記>

【6月】どうにも止まらないマイトアンドパワー

5月23日、ブリスベンのドゥーンベン競馬場で開催された、ドゥーンベンカップでマイトアンドパワーが、またまたその強さを見せました。マイトアンドパワーの姿を一目見ようと2万人以上のファンが集まり、ごったがえしたドゥーンベン競馬場。馬券が1ドルかけて1ドル10セントしか戻ってこないという超本命になり、オーストラリアの歴史上残るファーラップの再来との声も上がっています。

国際的ハンデキャップの委員たちは、このマイトアンドパワーを2400m以上の距離でトップに挙げており、オーストラリアの競馬ファンは、今、マイトアンドパワーをどうしても「ジャパンカップ」に行かせたいと騒然としています。このあと、マイトアンドパワーは、オーストラリアの秋シーズンまで休み、次の目標は、10月のコックスプレートとなっています。<25MAY98記>




【4月】AJCダービーは、ゴールドグールーが勝ちました。

昨年11月に開催されたビクトリアダービーは、ニュージーランドからやってきたセカンドカミングが勝ったので、今度のAJCダービーもニュージーランド勢にやられると嫌だな(別にニュージーランドを敵視する訳ではないのですが、やはり心はオーストラリア人なので...)と思いましたが、シドニーでは、ニュージーランド勢は全く生気がなく、オーストラリア馬が圧倒しました。

優勝馬のゴールドグールーは、先週ゴールデンスリッパーの日に、マイトアンドパワーと走り、堂々の2着。ダービーも絶対この馬だと思っていたら、「珍しく」私の予想が当って、そのとおりになりました。でも、そういう時に限って、馬券買ってないのです。この日は私、シドニーから650キロ離れた田舎に来ていましたから、馬券を買うには主人に運転して行って貰わなければならないのです。その日は主人がゴルフをしていて、(後で文句を言いましたが...)結局買えなかったのです。オッズは、3倍ぐらいでしたから、また大金逃したとはいいませんが、でも、やっぱりとても残念です。というより、クヤシーイ!!

このゴールドグールーは、南オーストラリア州のアデレードのセリで、6万ドル(約540万円)の希望価格に達せず、結局主取りになった馬です。この1ヵ月でGIを三つもとりました。これも、またジャパンカップ向きです。地味だけど、私の大好きな馬です。
<14APR98記>


世界最大のゴールデンスリッパーレースに行ってきましたが...

このところ胃の調子が悪く、金曜日の晩もキリキリしていたので、これではゴールデンスリッパーレース行けないかと思っていたのですが、朝は思ったより元気が出て、久しぶりに主人と一緒にスリッパーに出かけてきました。この日は、吉田勝巳さんの馬コンパルジョンが出る関係で、日本から勝巳さんのお嬢さん真知子さんも日本からわざわざ出かけて来ているし、彼女に会うのも、とても楽しみだったのです。

この日は、3歳レースのゴールデンスリッパーだけでなく、我らがヒーロー、マイトアンドパワーもメルセデスクラシック(GI 2400m)に出る予定で、実際彼が走るのを競馬場で見るのは初めてだったのもあり、とてもワクワクして出かけました。

ゴールデンスリッパーは、あれこれ、あちこち、予想を聞きすぎて、結局、つまらない馬券をゴッソリ買い込んで、結局は駄目。優勝は、1987年にこのレースで優勝したマローディング(NZ)の仔、プラウルが、デーンヒルの仔ショボッグ(前にこの馬をショブホッグといいましたが、これはショボッグの間違い。アナウンサーも読み間違えしていました。ヨーロッパの山の名前です)が、2着。このショボッグは、大外の18枠でしたから、よくも頑張ったものだと思います。但し、このショボッグに騎乗したミック・ディットマン騎手は、200mのところでルビカルの邪魔をしたということで、何と2万ドル(約180万円)の罰金と6週間の騎乗停止になりました。そうそう、吉田さんの馬のコンパルジョンですが、残念ながら、ビリになってしまいました。
<6APR98記>


マイトアンドパワーは、絶対ジャパンカップに行く!!

休養明けの数レースは、距離が短かったり、アンラッキーだったこともあって、もひとつの成績でしたが、やっぱり大レースに向けて調整してると言われていただけ、マイトアンドパワーは、素晴らしい力を見せてくれました。2着のゴールドグールーを5馬身も離して力強い勝ちぶり。このまま故障せずに、JCに行って欲しいと、そればかり願っています。デナム調教師によると、次の目標は、WSコックスプレートだそうです。私、マイトアンドパワーファンクラブ作ってしまおうかしら。 <6APR98記>


【3月】世界最大の3歳馬レース

いよいよ今週の土曜日、4月4日は、シドニーのローズヒルガーデン競馬場でゴールデンスリッパーステイクスが開催される。これは、賞金が220万ドル。(約2億円)の3歳馬レース。今年も、若いツワモノどもが集まっていて、とても楽しみです。残念ながら、昨年は逃しましたが、過去5回このステイクスをとっているリー・フリードマン調教師は、今年も、ダヌラー、クードグレース、コンパルジョンの3頭を出走させる予定。そして、このコンパルジョンは、吉田勝巳さんが、最近購入した馬なのです。先日のレースで、シドニーの右回りの慣れず、スリッパーステイクスには、斜眼帯をかけての出走ですが、それでも、枠さえ良ければ、グッドチャンス!

日本からは、勝巳さんのお嬢さんの真知子さんが駆けつけるそうです。今回は、先の3頭の他に、プロール、イグレシア、パリスドリーム、マニャーナ、ローリーズロッタリー、リュビカル、マーディーズマジック、スピードウイーク、スプレンドホース、メダルズ、ショーブホッグ、グラミス、ミニマルなどが出ます。現在のところ、本命は、クインズランドからやってきたローリーズリッタリー(シェーン・ダイ騎手)、二番手に、ダネラー(グレッグ・ホール騎手)とショーブホッグ(ミック・ディットマン)が上がっています。
<31Mar98記>

日本で、懐かしい方々にお会いしました。

ものすごいスケジュールで日本に行ってきました。栗東トレセンでは、十年ぶりで、内藤繁春調教師に、偶然お会いして、大変懐かしい思いをしました。

内藤調教師は、オーストラリアにいらした調教師のパイオニアで、今ではどこにでも見られるウオーキングマシーンなどを、日本で初めてオーストラリアから輸入した人でもあります。後の時間が迫っていたので、思いを残してお別れしました。

トレセンでは、また、森秀行調教師とお会いすることができました。私は亡くなった戸山調教師が、オーストラリアにいらした時の道案内を勤めたことがあるので、森調教師が、戸山厩舎で世話をしていたオーストラリアからの輸入馬ミツルチカラなどの話が出て、またまたノスタルジアに浸ってしまいました。森調教師は、オーストラリアにいらっしゃりたい意向をもらしていたので、その時はぜひ道案内をさせていただきたいと思っています。
<24Mar98記>


マイトアンドパワー、もひとつパワーが出ず

調教しながら競馬に使うオーストラリアでは、まだまだ調教中なのかと、なかなか片目があかないマイトアンドパワーを追っているのですが、3月21日にローズヒルガーデン競馬場で開催されたGIランベットステイクス(2,000m)でも、アデレードから遠征してきた4歳のゴールドグールーに首半分の差で負けてしまいました。

普通の馬だったら、GIの2着は「まあまあじゃない」というところですが、距離も今回は得意とする2,000mでしたから、もうちょっと頑張って欲しいなという感じ。でも、今回は昨年同馬でメルボルンカップを勝ったジム・キャシディー騎手が、不注意騎乗で、8日の騎乗停止を受けています。彼は、この週に既に2度の騎乗停止を受けていますので、上告に失敗すれば、この後5月3日まで、騎乗することができません。つまりシドニーの大レースは、全て出走できないことになります。マイトアンドパワーには、一体誰が乗るのでしょう?
<24Mar98記>

しゃべらない調教師がついに口を開きました

しゃべらない調教師とレッテルを貼られたジャック・デナム調教師でしたが、先ごろチャリティーパーティーで、マスコミのインタビューに答えました。

彼に言わせると、
「マスコミは、俺が話したいことを書かないで、自分達が書きたいことだけ書くから、話すのが嫌になったんだよ」と、マスコミには痛い指摘。私も記事を書く時、どうしても自分に興味のあることだけ聞いてしまうなあと、反省した次第です。どうしてメルボルンカップで息子にスピーチをさせたのかという質問には、「ほとんどの仕事は息子がしている。だから、あの席では俺より息子の方がしゃべるのが相応しいと思ったからだよ」なんだ、そんなことだったのかと、ちょっと拍子抜け。でも、デナム調教師の話実に分かり難かった。もし、同調教師、ジャパンカップで日本に行くことになったら、通訳の皆さん困るだろうなと今から余計なことを心配しています。<24Mar98記>


デーンヒルで占めた重賞レース

このところ、オーストラリアのリーディングサイヤーの王座を数年間占めるデーンヒルですが、先日の土曜日のコーフィールド競馬場は、デーンヒルの産駒が勝ちまくり、「やっぱりねえ」と、ファンを唸らせました。

まず、オーストラリアのトップスプリンターが集まる
GIブルーダイヤモンドステイクス。昨年はちょっと鳴りを潜めていたリー・フリードマン調教師が5頭の出走馬を出して、1着と3着をとりました。1着はデーンヒルの仔ダナラー。2着は、デーンヒルの仔でダナーリと、デーンヒルのダブル。同日行われたGIIのセントジョージステイクスでも、昨年のコックスプレートステイクスの勝ち馬でデーンヒルのデーンリッパーが優勝しています。これで、来月開催されるイングリスセールで、またまたデーンヒルの2歳馬の価格が高騰するでしょうね。<3Mar98記>



【2月】長島騎手は、惜しくも6着

先日お知らせした金沢競馬場の長島騎手は、ホークスベリー競馬場で、評論家山野浩一氏の持ち馬、プラネットグリーンに騎乗しましたが、残念ながら6着になりました。

調教師のウエイド・スリンカードさんは「オーストラリアとスタイルは違うがとてもいい騎乗だった。あれだけいい騎乗をして貰って負けるのだから仕方がありません」と語っていました。

この後長島騎手は、25日にシドニーのカンタベリー競馬場で、やはり日本のオーナーの持ち馬に騎乗することになっています。今度は頑張って欲しいと思います。
<23Feb98記>


期待のゾンダ、全く期待外れ

2月21日土曜日にメルボルンのコーフィールド競馬場で開催されたGIIAAMIクラシック(1,800m)でレースしたニュージーランドのダービー馬Zondaは、精細を欠いて、3着になりました。ジャパンカップに参戦可能馬だけに、あの走りかたはどうしたのでしょう。次のレースを見てみることにしましょう。<23Feb98記>


金沢競馬場の長島和彦騎手がシドニー滞在

知人を通じて、金沢競馬場の長島和彦騎手をシドニーに預かりました。今、長島騎手は、シドニーから車で約40分のホークスベリー競馬場をベースにするウエイド・スリンカード調教師と奥さんのドーリン・スリンカード調教師の元に寄宿しています。

英語の方もやっと慣れてきて、今週の木曜日にはホークスベリー競馬場で、また土曜日にはケンブラグレインジ競馬場で騎乗して貰うことになっています。結果などをまたお知らせしましょう。
<16Feb98記>


マイトアンドパワー休養明けの第一戦まずまずの成績

昨年の覇者マイトアンドパワーが2月14日に、メルボルンのコーフィールド競馬場で開催されたGIC.F.オーステイクス(1400m)で3着になりました。マイトアンドパワーの最後200mの追い込みは目を見張るばかりで、あと数メートルあれば、完全に1、2着の馬に追いついたハズ。今年の活躍が期待されます。

この日このレースで勝ったのは、スペシャルデーン。その名前の通りデーンヒルの産駒です。
<16Feb98記>


ボーンクラッシャーの再来か。

かれこれ十年近くになるのではないだろうか。私が初めてジャパンカップに行った時、オセアニア代表でボーンクラッシャーが参加していました。この年ニュージーランドからおよそ2千人の応援団が府中に行ったと報道されていましたが、私も、その時、ドキドキして日本に出かけていったのです。小さい時、柵にぶつかって怪我をして以来、セリでも誰も引き取り手がなく、主取りになったボーンクラッシャー。生まれも育ちも悪いこの馬をオセアニアの人たちはこよなく愛していたのでした。もっとも、そのボーンクラッシャーは、レース前病気をして出走取り消し。哀しみの記者会見に私も臨みました。

そんな、ボーンクラッシャーの再来かと今騒がれているのが、ニュージーランドダービーの勝ち馬ゾンダ。タスマン海を渡って、オーストラリアの競馬に挑戦しました。第一戦目は、2月6日にムーニーバレー競馬場で開催されたGIIのアリスタークラークステイクス。ゾンダは、今、オーストラリアの4歳牡馬トリプルクラウンを狙っているといいます。ゾンダが次に狙うのは、2月21日にコーフィールド競馬場で開催されるAAMIクラシック(1800m)、そして、3月9日にフレミントン競馬場で開催されるカドベリーギニーズ(2000m)。これを三つ勝つと、25万ドル(約2千2百万円)のボーナスがつきます。

このゾンダ、ちょっと若いけど、今年のジャパンカップに選ばれるかもしれないので、要マークです。
<9Feb98記>


【1月】オーストラリアのマイトアンドパワー、世界でナンバーワンに。

昨年コーフィールドカップとメルボルンカップの二冠馬になったマイトアンドパワーが、先ごろ競走馬のランクをつける英国の会社に、2800m以上のカテゴリーで、世界一に選ばれました。彼の評価は、レーティング124。メルボルンカップで、写真判定で負けたドリーマスは、レーティング120。 マイトアンドパワーのオーナーは、「オーストラリアの馬が世界一に選ばれるなんで、まるで夢のよう」と語っています。これも、メルボルンカップが世界的に認められるようになったからと、ビクトリアレーシングクラブも大喜び。

オーストラリア馬では、香港ボウルに勝ったカタランオープニングが、119のランクをつけられています。
<20JAN98記>


ジム・キャシディ騎手の新しいマネージャー

オーストラリアの騎手にも最近はマネージャーがつくことが多くなりました。ビードマン騎手引退後、留まるところを知らないジム・キャシディ騎手も、糟糠の妻(若い人は知っているかなあ、この言葉。貧乏時代を一緒に過ごした奥さんという意味です)のように寄り添った彼の古いエージェントはどうしたのでしょう。ちょっと気になります。

新しいマネージャーは、有名な水泳選手やスポーツ選手をマネージするインターナショナル・クオーターバック社。この抜擢がいいめにでるか、悪いめにでるか。
<20JAN98記>



セリ会社のオーナーも自分でかなり競っていました。

先ごろゴールドコーストで行われたマジックミリオンセールのオーナーは、オーストラリアでも有名な広告会社やラジオ局のオーナーでもあるジョン・シングルトン氏。昨年家具や電気器具を売るチェーン店のオーナーのハービー・ノーマン氏と同競り会社を買収しました。2人とも勿論競馬が大好き。

今年のマジックミリオンセールは昨年比50%アップという好成績を収めましたが、社長であるシングルトン氏とノーマン氏も随分競っていたから、その売り上げにかなり貢献したのではないかしら。
<20JAN98記>


マジックミリオンレース、ピーター・ヘイズ厩舎の、キャットニップが優勝

ピーター・ヘイズ調教師は、JCを優勝したデビッド・ヘイズ調教師のお兄さんで、弟のデビッドが香港に行った後に、南オーストラリアのアデレードにあるリンゼイパーク牧場と厩舎を管理しています。このピーター・ヘイズ厩舎には、日本の吉田勝巳さんの馬も多く預かっていますが、同厩舎の牝馬キャットニップが、先週土曜日にゴールドコーストで開催されたミリオンドーラーレース、マジックミリオンレース(1200m、賞金およそ9千万円)で優勝しました。

このマジックミリオンレースは、毎年セリに先駆けて行われるもので、前の年のマジックミリオンセールで取り引きされた馬だけが走る権利を持つ限定レースです。このおまけつきレースは、バブル時代に、世界中のセリ会社が真似をしました。

ピーター・ヘイズ調教師は、名伯楽コリン・ヘイズの長男ですが、若い時に、父親と意見が合わず家を出て自分で厩舎を持ち、名門リンゼイパークは弟のデビッドが継ぎました。しかし、その後、デビッドが、香港に厩舎を持ったために、兄のピーターが帰ってきて、リンゼイパークを管理し始めたものです。

父親の後を継いでから、すぐスターダムに乗ったデビッドとは異なり、なかなか芽が出なかったピーターでしたが、昨年は、メルボルンのリーディングトレーナーの席をリー・フリードマン調教師から奪い、今年はまた、このミリオンレースでの優勝と幸先の良いスタートを切りました。

勝ったキャットニップは、オーストラリアのローリーズジェスターの3歳牝馬、勝利騎手は、昨年一年大活躍した、シドニーのジム・キャシディー騎手。同騎手は、昨年末、コーフィールドカップ、メルボルンカップのダブルで大ボーナスをとりましたが、今度は、このマジックミリオンで、デッカイお年玉を手にしました。
<12JAN98記>


ニュージーランドは今競馬シーズン真っ盛り

ニュージーランドは、今、夏真っ盛り。競馬シーズンも真っ盛りです。

毎年恒例元旦に開催されるオークランドカップ(3200m GI)では、6歳の牝馬Jazabeelジャザビールが、並み居る牡馬を振り切り3馬身以上の差で圧勝しました。これは、最近メキメキと売り出しのZabeelの産駒です。この日、ジャザビールのオッズは、単勝で37倍。トライフェクタ(3連単)は、何と47000倍にもついたそうです。もちろん、私は買っていませんが。

さて、ジャパンカップでは、ちょっと調子が出なかったオサリバン厩舎のVialliビアーリは、1月2日に開かれたGI JRAクラシック(GI2000m)に勝って、東京の敵(?)を果たしました。騎乗したのは、シドニーから遠征したシェーン・ダイ騎手。今ではオセアニアを代表するトップジョッキーですが、その昔、彼はオサリバン厩舎で見習い騎手としてデビューしています。同騎手、今回は、オサリバン厩舎の馬で、元旦に開催されたGIレイルウエイハンデも勝っていますので、昔の恩をたっぷり返したようです。
<7JAN98記>

ニューサウスウエールズ州の騎手会の会長に女性騎手が指名されました。

日本では昨年女性騎手が出て話題を巻き起こしましたが、オーストラリアでも実はあまり女性騎手の数が多くありません。(ニュージーランドにはいっぱいいます!)

その数少ない女性騎手である、リアン・オルセン騎手が、この度、ニューサウスウエールズ州騎手会の会長に選ばれました。前任者は、牧師になると引退したビードマン騎手。彼女は、そのビードマン騎手の信任が厚く今回の指名になったようです。

騎手会会長に女性が就任したのは、もちろん、オーストラリアの競馬が始まって以来のことです。「騎乗料の値上げと怪我をした騎手の支援問題が急務」とは新会長の言葉です。
<7JAN98記>

Presented by Mariko Hyland & Associates Pty.Ltd.