オーストラリアの競馬ホットニュース

1999年【下半期】

【12月】Merry Christmas!  

12月23日まで日本出張で、また更新が遅れました。ごめんなさい。さて、1月8日のローズヒル競馬場でダレン・ビードマン騎手が再デビューします。彼は2年前の12月26日に牧師の学校に入るということで引退しましたが、今回牧師の学校を卒業して、見事牧師になりました。しかし、騎手でありながら牧師の仕事が出来ると来年の1月8日にシドニーで復帰します。オーストラリアのマスコミあげての大きなニュースになるでしょうが、この件に関してはまた報告しましょう。24DEC99記〉



走っている間から

デーンヒルの産んだ4歳のスピードマシーン、リダウツズチョイスが競走中にオーナーの権利を半分売られるというニュースが入りました。金額もなんと500万ドル。約四億円。買主は社台との提携で知られるアローフィールド牧場の会長、ジョン・マサラ氏。リダウツズチョイスは、オーストラリアに珍しくせん馬ではないので、このまま順調にレースして、その後種馬にということだと思います。これは、ちょうどスペシャルウイークが走っている間に半分売れるようなもの。スペシャルウイークだったら、いくらなんでも売らないでしょうけどね。24DEC99記〉


Accomplice,アメリカで成功のきざし

オーストラリアいちの馬王であるインガム兄弟が持つアカンプリスは、鼻出血をしやすいとのことで、GTのギャラクシーやドゥンベン10000など、スピードレースを勝ちながら、アメリカに出さざるを得ませんでした。それが、先日ハリウッドパークでのステイクスレース、Dayjur Handicap(1100m)で勝ち、オーナーたちも大喜び。アメリカのトレーナーは、Craig Dollase調教師。ぜひ注目してくださいね。24DEC99記〉


トップジョッキー、シェーン・ダイ騎手と裁決委員長との衝突

オーストラリアを代表するシェーン・ダイ騎手は、このところ裁決とうまく言っていません。このところというより、前からうまくいっていないところが、最近ますますうまくいなかくなっているのです。タイザノットの騎乗の際に馬の最大限の能力を出して騎乗しなかったということで3ヵ月の騎乗停止を命じられたのを、彼が裁決審査委員会に上訴して騎乗停止を逃れました。それから、彼はナントカ、メルボルンのカーニバルを乗り切って、シドニーに帰ってきた時のことです。先週の土曜日、シドニーのローズヒル競馬場での第1レース目。シューシャインマンに騎乗したダイ騎手は、不注意な騎乗で制裁を受けました。ところが、その際同騎手は「現在の裁決委員長になってから、とかく騎乗がしにくくなった。メルボルンで騎乗した方がずっといい。シドニーの裁決はひどすぎる。裁決委員たちは、レース展開を読めないし...」と要らざることを言って裁決委員たちを怒らせました。意見をキチンというのはいいが、ここまで言うと言論の自由以前の問題だと思ってしまいます。〈6DEC99記〉


【11月】先週の土曜日は、久しぶりにランドイック競馬場に行ってきました。

私はオーストラリアン・ジョッキークラブ(AJC)のメンバーなのに、忙しくてなかなか競馬に行くことができません。もっとも、家にはFOX―TV(有線テレビ)があるので、ほとんどの競馬は自宅でみることができます。でも、久しぶりにお天気のランドイック競馬場に行ったら、やっぱり競馬場で観る競馬ほどいいものはありませんね。美味しいもの食べながら、ビールやワイン飲んで、馬券も大当たりとはいきませんでしたが、「賭けた分、皆いただいて」帰ってきました。

さて、オーストラリアは、メルボルンのスプリングカーニバルが終わって、これからあまり大レースは、ありません。オーストラリアの西にあるパースが12月末から1月にかけて、それからニュージーランドで1月の初めに大レースがあるぐらいです。これからは、ジャパンカップと香港など海外のレースがファンの間でも話題になると思います。但し、ジャパンカップは、オセアニアから行きませんから、中継してもあまり馬券の方は売れないかも知れませんね。香港には今年のオセアニアの最強馬サンラインが出ます。これは、牝馬ですが、まさにホーリックスやエンパイアローズなどと並んでスーパー牝馬です。香港出走馬に関しては、アジア競馬のところでお伝えいたします。

尚、ニュージーランドのGTNZギニーズでは、オーストラリア産のゴールドブラウズの牡馬バズライトイヤーが優勝しました。この頃、ニュージーランドの生産にはオーストラリア産の種馬が進出しているのです。ニュージーランドは経済の影響で高いシャトルスタリオンが呼べないので、結局オーストラリアで活躍した馬を種馬とすることが最近多いのです。ですから、ニュージーランド産のレース馬がオーストラリアで活躍して、オーストラリア産の種牡馬がニュージーランドで活躍するということになって、両国の間はますます近くなっているようです。〈
22NOV99記〉




メルボルンの重賞レース

南半球では、今ごろになると紫色のジャカランダの花が咲き始めます。町中がこの紫色で染まって、一年中で最も美しい季節になりました。さて、競馬の方は、メルボルンカップの興奮も済み、先週は、そのカーニバルの最後を飾る重賞レースがメルボルンのサンダウン競馬場で開催されました。今年新しく開設されたサンダウンクラシック(GU2400m)には、メルボルンカップの勝ち馬ローガンジョシュやイギリスからメルボルンカップのために遠征したイバナズプレース、また中国系調教師の管理するノーザンドレークなども参加して、なかなか賑やかな顔ぶれになりましたが、結局は、ニュージーランドのエアロスミスが優勝。同馬は、毎年メルボルンカップで期待されていただけに、カップは逃がしましたが今回このサンダウンクラシックをとって、ファンも関係者も「ああ、やっと」という感じだったと思います。但し、12月の香港国際レースのノミネーションを逃し、調教師は悔しそう。なお、同日行われたGUサンダウンギニーズは、シドニー、ジョン・ホークス調教師が管理するオーバーが優勝。次は秋(日本の春)の100マンドルレース、ドンキャスターを狙うとのこと。〈16NOV99記〉




ダービーの勝ち馬は、デーンヒル産駒。オーナーは、世界のサングスター。調教師は、ヘイズ。

VRCダービーを当てるのはとても難しいので、今年も家で寝転がってテレビ中継をみていました。もちろん、4歳のステイヤーだから、あまり走っていないということが理由なのですが…。ただ、今年はショーグンロッジという本命馬が、ニューサウスウエールズ州のニューキャッスルから勝ち上がって、シドニーでも評判の4歳馬でしたので、何とか盛り上がってはいたようですが、他は「あまりよく知られていない」馬ばかり。結果は、ショーグンロッジと同位で本命にされていた、ピーター・ヘイズ調教師管理のブラックフライヤーズというデーンヒルの産駒でした。オーナーは世界の馬王サングスター氏。(これでまたオーストラリアへの投資が増えるかな?)また、管理しているピーター・ヘイズ調教師は、これで今年亡くなったお父さんのコリン・ヘイズ調教師、現在香港で調教師をしている弟のデビッド・ヘイズと一家族で三つのダービー馬を出しました。そういえば、レースには香港からデビッドも応援にきていました。〈1NOV99記〉


メルボルンカップのリードアップ、マッキノンでタイザノットが惨敗。

ジャパンカップを蹴ってまでメルボルンカップに執着していたタイザノットが、昨日のリードアップレース、マッキノンステイクスで惨敗しました。これまでのタイザノットからは全く考えられないような走りかた。騎手のシェーン・ダイに言わせると、カップは大丈夫だというのですが、もしかしてメルボルンカップに出ないといいうこともありあそうです。また、これでタイザノットの本命は危うくなり、コーフィールドカップの勝ち馬、ザビール産駒のスカイハイツが本命になりました。尚、メルボルンカップに出走予定のカイフタラは、病気のため出走を取り消し。代わりに、やはりアイルランドで走っていたセントラルパークが出走します。〈1NOV99記〉


【10月】コークを飲んだかどで、出走取り消し

厩務員が飲んでいたコークを、本命馬が、取って飲んだ?ということで、裁決委員からレース直前に出走を取り消されました。コークを競馬場の馬房で飲む厩務員も厩務員ですが(オーストラリアでは、ルールが緩やかだからこういうことが起きます!)、それをとって、飲もうとした馬も馬。コークのビンは、床に落ちて、ロックフェラー号は、美味しい美味しい飲んだとか。裁決にレポートしたら、どれぐらい飲んだか分からないから、大事をとって、出走取り消し。コークにはカフェインが含まれていますからね。〈290CT99記〉


シェーン・ダイ騎手、2ヵ月の免許取り消し。上訴へ。

先ごろタイザノットの騎乗に関して、三つのルール無視をしたとニューサウスウエールズ州サラブレッドレーシングボード(TRB)に訴えられていたダイ騎手。先週それについての事情聴取がありました。ダイ騎手は、タイザノットの調教師他、他の調教師、また騎手を証人にしたて、またわざわざシドニーでも有名な「弁護士」を引き連れて、TRBの事情聴取に臨みました。彼の弁護士はTRB裁決をマスコミでたたくなど、もう泥仕合の様相。ベテラン記者は、これまで40年の競馬取材で、こうしたことは見たことがないと言っています。ダイ騎手、ちょっとやりすぎなのでは。〈29OCT99記〉


9日にオーストラリアを発って、日本中を駆け回り、今、名古屋のホテルでこれを書いています。このあと、大阪、シンガポールを経てシドニーですから、いよいよ第四コーナーを回ったというところでしょうか。さて、オーストラリアを留守にしているうちに、春の競馬シーズンを飾る、コックスプレート、メルボルンカップに向けて一歩一歩近づいているようですが、オーストラリアからのニュースによるとコーフィールドカップ(GU2400m)は、スカイハイツが勝ちました。スカイハイツのコリン・アルダーソン調教師は、イナフラーリーが3着に入り、1着3着のダブルをとるというハットトリック。ハンデレースだとはいえ、実力馬の「実力」発揮のレースでした。騎手は、オーストラリアで今最も「うまい」騎手とされるダミアン・オリバーでした。〈21OCT99記〉


サンライン、ドンカスター・エプソムの2冠ならず

ニュージーランドのスーパー牝馬、サンラインが、シドニーのエプソムハンデキャップGT(1600m)を勝って、ドンカスター・エプソムの2冠達するかどうか、競馬ファン注目のレースでしたが、残念ながら4着に終わりました。勝ったのは、バート・カミングス調教師が管理するアレスエ。49キロという軽ハンデに恵まれたせいもありますが、大レースにぴったり焦点を当てて調教することで知られる名伯楽カミングス調教師の腕が光りました。昨年、プロの馬券師たちがノーマークだったデーンリッパがコックスプレートに勝ったのをよく覚えている人たちは、今年ももしかして?と、成り行きを見守っています。カミングス調教師は、同馬は、メルボルンでコーフィールドカップに出るかもと言っています。<5OCT99記>


シドニーでナイトレース開始

シドニーでナイトレースが開始されました。夏の日照時間が長いオーストラリアでは、これまでレース時間を繰り下げて行われるトワイライトレース(日没レース?)はあったのですが、日本のような本格的なものが始まったのは、昨年メルボルンのムーニーバレー競馬場のレースが初めて。それに続いて、シドニーのカンタベリー競馬場でも、先週から本格的なナイトレースが始まりました。オープニングには1万6千人もの観客が押しかけましたが、売れたのはシャンペーンやビールだけ。飲みながらの観戦で、馬券を買うのを忘れてしまったようです。<28Sep99記>


【9月】新しいスター登場

1.7倍という超本命になったニュージーランドのスーパー牝馬サンラインを破って、先週の土曜日はランドイック競馬場のGTジョージメインステイクス(1600m)でショーグンロッジが優勝しました。このショーグンロッジは(つまり将軍の館という意味ですが)シャトルスタリオンのグランドロッジの4歳のせん馬。名人騎手シェーン・ダイの見事な騎乗で2馬身差の勝利でした。でも、負けたサンラインは55キロという重いハンデ。これから、距離を伸ばしてコックスプレートを狙っています。<28Sep99記>

今年の前半以上に降った雨もやんで、オーストラリア各地は、春らしい気分に包まれています。そして、春はいよいよレーシングのシーズン。シドニーとメルボルンで続々と重賞レースが始まっています。

シェーン・ダイ騎手の裁決の審判をめぐって、大きなニュースが出たと思ったら、今度の大ニュースは、私の友人でもあるダレン・ビードマン元騎手から出ました。それも、彼が来年の初めに、騎手復帰するというニュースです。先日、お父さんの怪我をめぐって、攻め馬手の資格を取り直したと思ったら、今度は騎手復帰ですって。私が副校長をしている学校の教師としてもデビューした矢先なので、もう皆でビックラこいてしまいました。そういえば、学校でも学校の馬に攻め馬をしていて、あれも復帰のきっかけになったのかな、なんて言っています。でも、彼の着替えを見た生徒たちは「お腹でてたぜ。大丈夫なのかな。」って心配していました。でも、明日からまた学校に来るので、騎手復帰しても先生でいてくれるのかどうか、聞いてみましょう。

さて、そのビードマン騎手が2年前デビューさせて、ダイ騎手が名チャンピオン馬にさせ、しかもその騎乗がもとで、ダイ騎手が今世間ともめているタイザノット号。昨日19日はAWAヒルステイクス(GU1900m)で、優勝しました。最後まで鞭を入れずにソフトに騎乗したダイ騎手ですが、激烈な闘いがまだあるので、力を燃え尽きさせずに最後まで行きたいとのこと。10月23日のコックスプレートが目下の至上目的とか。でも、ジャパンカップがあるじゃない?
<22Sep99記>
メルボルンカップにカイフタラ参戦

現在ヨーロッパの最強ステイヤーとの呼び声が高いカイフタラ。先週もアイルランドのセントレジャーで勝ちました。このカイフタラが、11月の初めのメルボルンカップで走ります。同馬と一緒に、シルバーパトリアーク号も来るとか。シルバーパトリアークは、昨年のセントレジャーで2着になっています。(カイフタラが1着)<22Sep99記>
アメリカからのメルボルンカップ参戦

これまでヨーロッパの馬が来ていましたが、アメリカから来るのは初めて。今年のメルボルンカップは、ますます国際色が強まってきました。アメリカから今年、アメリックが来ることになっています。<22Sep99記>
コックスプレートに香港馬が参戦

オセアニアの最強馬を決めるといわれてきたコックスプレートに、なんと香港から参戦馬がやってきます。現在の予定は、アイバン・アレン厩舎のホーリーグレイル号。この馬は、日本のファンにもなじみがあると思います。<22Sep99記>
コークを飲んだかどで、出走取り消し

厩務員が飲んでいたコークを、本命馬が、取って飲んだ?ということで、裁決委員からレース直前に出走を取り消されました。コークを競馬場の馬房で飲む厩務員も厩務員ですが(オーストラリアでは、ルールが緩やかだからこういうことが起きます!)、それをとって、飲もうとした馬も馬。コークのビンは、床に落ちて、ロックフェラー号は、美味しい美味しい飲んだとか。裁決にレポートしたら、どれぐらい飲んだか分からないから、大事をとって、出走取り消し。コークにはカフェインが含まれていますからね。<13Sep99記>
シェーン・ダイ騎手、2ヵ月の免許取り消し。上訴へ。

先ごろタイザノットの騎乗に関して、三つのルール無視をしたとニューサウスウエールズ州サラブレッドレーシングボード(TRB)に訴えられていたダイ騎手。先週それについての事情聴取がありました。ダイ騎手は、タイザノットの調教師他、他の調教師、また騎手を証人にしたて、またわざわざシドニーでも有名な「弁護士」を引き連れて、TRBの事情聴取に臨みました。彼の弁護士はTRB裁決をマスコミでたたくなど、もう泥仕合の様相。ベテラン記者は、これまで40年の競馬取材で、こうしたことは見たことがないと言っています。ダイ騎手、ちょっとやりすぎなのでは。<13Sep99記>
シェーン、またやったんだね。

9月4日にシドニーのランドイック競馬場で開催されたGU1600mチェルムスフッドステイクスで注目のタイザノットがまたまた2着になりました。先日のGUワリックステイクスでも、本命になりながら、シェーン・ダイ騎手のアクションが遅く2着になっているのです。この騎乗に関する審議は、現在競馬管理母体との間でまだ決着がついていないのに、またまた今回の騎乗。「なぜ、もう少し早目に、アクションを起こさないのか」というのが、ファン並びに競馬サークルの大方の意見。ダイ騎手は、自分の意見を通すことで知られており、次のレースが駄目ならファンはもう同騎手を見放すだろうという意見もあります。ちなみに、このレースは、先日、5着に入ったインタゲイズが優勝しました。<6Sep99記>
本命崩れて、大穴が出る!!

メルボルンでは、チャンピオン馬の呼び声が高い、リデゥツズチョイス(先日まで、リダウツズチョイスと書いていましたが、どうやら最近は、皆リデゥーツズチョイスと呼んでいるよう)は、フレミントン競馬場でのGU、アスコットベイルステイクス(1200m)で一騎打ちと騒がれたテスタロッサともども、全くノーマークだったスパルゴにやられてしまいました。スパルゴは、前のレースで散々に負けており、オッズ105倍と全く誰も注目をしていなかったのです。リデゥツズチョイスの敗北は、不良馬場だったという意見もあるし、4歳になったばかりの不安定な時期だったという意見もあり、これからのレース展開が興味シンシン。<6Sep99記>

【8月】春の足音とともに、チャンピオンたちが活躍しはじめました。

今年の冬は、ことの他雨が多く、放牧場で休んでいた競走馬たちも、うんざりしていたのではと思いますが、今少しづつ春の足音が聞こえてきて、(そうそう梅も桜も一緒に咲き出しましたよ)、重賞レースがいよいよ始まりました。<23Aug99記>
タイザノットとサンラインの一騎打ち

今年のジャパンカップに出そうなタイザノット。出れば絶対勝つと、競馬通はほとんど思っているタイザノットが、いよいよ休み明けの第一戦をシドニーのワリックファーム競馬場で。迎え撃つは、ニュージーランドのスーパー牝馬、サンライン。昨シーズンは、牡馬相手にものすごい活躍を見せたサンラインですが、これもジャパンカップ向きだとの噂があります。このGU、ワリックステイクスレース(1400m)には、その他に、私が贔屓するアリーナやインターゲイズ、バジールベイなどそうそうたるメンバーが出走、今年の重賞レースを占う競馬になりましたが、結果は、ニュージーランドのサンラインが1着。鼻の差でタイザノットになりました。このレース後、「馬の全能力を出さずに、2着になってしまった」という理由で、タイザノットに騎乗したシェーン・ダイ騎手が、審議を受けています。この結果はまだ出ていません。<23Aug99記>
メルボルンでは、イナフルーリーとスカイハイツ。

同厩馬が、1着と2着で死闘を見せた珍しいレースが、メルボルンのサンダウン競馬場でありました。これは、やはり春の大レースの前哨戦となるGU、リストンステイクス(1400m)。

やはりオーストラリアを代表するディグニティダンサー、スカイハイツ、グランドアーチウエイ、イナフルーリーなど。GTの勝ち馬が集まっています。結果は、コリン・オルダーソン調教師の厩舎に属するイナフルーリーガ1着。ダービーの勝ち馬で、やはり同厩舎のスカイハイツが2着。オークスを2つとっているグランアーチウエイも、なかなかいい走りで4着になりました。尚、イナフルーリーもスカイハイツもそれぞれザビールを父に持っています。今年もやはりザビールなのでしょうか。<23Aug99記>


インプラントのドラッグ、最初の制裁が出る

今回の一連のインプラントされたドラッグ事件では、まだアンソニー・カミングス調教師や、その他のサラブレッドレースの調教師などに対する捜査やその結果は出ていませんが、先週、ハーネスレースの調教師に対する制裁措置が発表されました。トレンボロンというステロイド系のドラッグを使用していたというかどで、ハーネスレースのダレン・マコール調教師に、1年の免許停止と500ドルの罰金が言い渡されています。<16Aug99記>

新しいスーパーホース誕生?

マイトアンドパワーの再起が危ぶまれていますが、その猫のいない間に、新しいスーパーホースが誕生したと今、オーストラリアで評判になっています。この馬は、先週の土曜日、メルボルンのムーニーバレー競馬場のGTマニカトステイクスを勝ったリダウツズチョイス。同馬は、今年1月の100万ドルレース、マジックミリオンレースに、本命になりながら、輸送中の病気が元でレース直前に出走を取り消したもの。夢に終わったミリオンダラーのもとをとろうと、今期GTで勝ち始めとなりました。同馬がこんなに評判になっているのは、現在4歳で、3戦3勝。それも、準重賞レースを1回、GTレースを2回勝っているからです。リダウツズチョイスに騎乗したジム・キャシディ騎手は、「既にマイトアンドパワーに迫る迫力を感じた」と騎乗後の感想。なにせ、この8月1日に、4歳になったばかり。新しいスーパーホースの誕生に、競馬ファンは、今胸をドキドキさせています。尚、同馬の父はデーンヒル、母の父はケニーラッドです。<16Aug99記>


オーストラリア競走馬、総収得賞金ランキング

昨年度のランキングが出ました。1位には、ニュージーランドのスーパー牝馬サンラインが、また2位にもビクトリア州の三冠馬になったニュージーランド馬、ディグニティダンサーが入っています。3位には、今年もしかしてJCに行きそうなタイザノット。4位はまたまたニュージーランド馬のジャザビール,5位はキャットバードという順序です。<4Aug99記>

ニュージーランドのリィーディングトレーナーは、サンラインのマッキー厩舎

父親と息子のパートナーシップ、トレバー&スティーブン・マッキー調教師が、ニュージーランドのリィーディングトレーナーに輝きました。長い間君臨していたオサリバン厩舎は4位。マッキー厩舎のトップ馬は、サンライン。厩舎の勝ち数は62勝です。ジョッキーは、133勝したダレル・ブラッドリー騎手。2位に日本にも行った見習騎手のオーピー・ボッサン騎手でした。このボッサン騎手、来シーズンはオーストラリアでと聞いています。<4Aug99記>

競馬産業の教育会議!?

先週の金曜日からシドニーで開かれた「オーストラリアの馬産業における教育およびトレーニング」という会議に出てきました。これは、日本ではあまり見られないワークショップ形式の会議で、英語のハンデもなんのその、勇猛果敢に?参加してきました。まあ出された問題は色々。世界でも最新の馬産業のためのトレーニングカリキュラムがあるオーストラリアでしたけれど、部屋いっぱいの先生方が集まると、もうそれは大変な雰囲気。こんな先生には教わりたくなーいなんて感じの先生もいたりして、くたくたになって帰ってきました。

そうそう、やっと高気圧がやってきて、雨も何とか止んだよう。このまま天気のいい春になってくれなければ、メルボルンの競馬シーズンも大荒れになりそう。アメリカも熱波のようで、世界的におかしいのですね。この雨とオフのせいで、相変わらず面白い競馬ニュースは、ありません。例のインプラント方式のドラッグを使っていたというクインズランド州の3人の調教師の名前が発表されたぐらい。そうそう、学校の厩舎にも金属探知機で競馬の管理母体TRBがやってきました。オーストラリア中の厩舎がこうして調べられているのです。でも、いいことですよね。えっ、もちろん学校の厩舎の馬には、何の反応も見られませんでした。先ほどの会議に関しては、ぜひ競馬ブックで報告したいと思います。<3Aug99記>


【7月】ドラッグ騒ぎはまだ続いています。

インプラント(埋め込みしき)のステロイドの話は実はまだまだ続いています。これは、クインズランド州のスリランカ生まれの男が埋め込み式のステロイドをオーストラリア各地の調教師に売り込んでいたらしいいのです。未だにその数は分かりません。いや、もしかして分かっているけど、あまり多いので、管理母体は、恐くて発表できないのではないかと疑っている人もいます。これまでに、前に御伝えしたアンソニー・カミングス調教師だけでなく、シドニー郊外のゴスフォードと言う競馬場の調教師、タスマニアの調教師、クインズランド州の2人の調教師などが使用していたということが伝わっています。もしかして、現在保存されている尿を、最検査するかも知れないって噂もながれいます。アンソニー・カミングス調教師のお父さんのバート・カミングス調教師は、メルボルンカップを既に9回もとっている、カップキングですが、こうした勝ち馬の保存してある尿も調べたらなどという、「こわーい」話まで出てきています。今のところバート・カミングス調教師は、「自分は全く関係ないのに、カミングスという名前で非常に迷惑している」と、息子と一線を画すような発言をしていますが、真相究明が待たれるところ。だって、薬物を使うような人が増えれば、オーストラリアの競馬のイメージ悪くなってしまうもの。ホント、困ったものです。<29July99記>

アンソニー・カミングス調教師がドーピング?

名伯楽バート・カミングス調教師の息子アンソニー・カミングス調教師が、インプラント(埋め込み)式のステロイドを使用していたという疑惑で、現在捜査の対象になっている。カミングス調教師は「ステロイドだとは知らなかった。アミノ酸で、馬の食欲が出ると聞いて使用する気になった」と語る。彼の厩舎ではナント40頭以上が使用していたというが、現在このインプラント方式ステロイドに関して、オーストラリア全国で捜査が続いている。<22July99記>


長い長い日本出張を終えて帰ってきました。更新遅れてごめんなさい。

さて、日本では今年も競走馬協会のセリで、色々な人と久しぶりに会ってきました。今年初めて、エルコンドルの二宮調教師、蛯名騎手とも会いました。一緒に写真撮ってミーハーしてきましたよ。

競走馬協会のセリでは、オーストラリアのマジックミリオンセールが3頭ほど買いましたが、これは、どうやら香港のバイヤーのよう。どこで馴致するのかしら。やっぱりオーストラリアかしらね。さて、オーストラリアから行った私が嬉しかったのは、JRAのオーナー難波さんがオーストラリアで持っていたセトフラワーリアンとサンデーサイレンスの仔が1億円で落札されたこと。オーストラリアの血統が評価されてとてもハッピーです。<20July99記>



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