「優駿」オセアニア情報





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優駿 2007年1月号





日本馬のワンツーフィニッシュという"衝撃"のメルボルンカップCから1ヶ月以上が経ったが、現地ではこの結果をどのようにみていたのだろうか・・・

オーストラリアにも与えられた衝撃ジャパンブームがやってくるかも・・・

メルボルンカップの騒動がまだ覚めやらない間のジャパンカップ。今年のジャパンカップには、オーストラリア馬が参戦していないが、それにしてもオーストラリアでのディープインパクトのカバレージは大きかった。また、同じ時期に、日本のパートT国いりも大きく報道され、日本の競馬は凄いんだ、日本馬は強いんだというムードがオーストラリアでは更に高まっている。これで日本馬が香港で活躍でもしようものなら、オーストラリアだけでなく、時ならぬジャパンブームが世界的にやってくるだろう。もっともジャパンブームは日本馬にとって良いことばかりではない。これからオーストラリアのコーフィールドカップやメルボルンカップでのようなハンデレースでは、日本馬に対する負担重量がかなり重くなるだろうし、実際、デルタブルースはもし来年メルボルンカップに出るとすれば、今年、アイルランドからやってきたイエーツの59キロ、あるいはもっと重い重量が科せられる可能性がある。ただし、一部の日本の報道にあったように、だからといって、日本馬の出走数が制限されるということはない。メルボルンカップが終わる度に、オーストラリアのマスコミが、かつてメルボルンカップで9回も優勝したバート・カミングス調教師にインタビューをして、その度にカミングス調教師が、かつての自分の栄光を振り返りながら「これではオーストラリアの伝統的なレースは駄目になってしまう。外国からの参戦を限定すべきだ」と語るという恒例の?行事なのだ。とはいうものの、1着と2着をとられてしまった今年は、そのショックはいつもよりも大きく、マスコミは、カミングス調教師だけでなく、オーストラリアを代表する調教師たちにも同じような質問をした。が、そのほとんどは「国際化はウエルカムだ。競馬は優勝劣敗の世界。我々も世界に撃って出るのだから」と答えている。

メルボルンカップカーニバルは、10月5日から11月23日までビクトリア州全体で開催された競馬カーニバル、スプリングレーシングカーニバルの一部であるが、今年も、メルボルンカーニバル4日間で全体の入場者が40万人を越える記録を出しただけでなく、カーニバル全体としても77万人以上の観客と、昨年の8.5%の売り上げ増など、大きな成功を収めた。スプリングレーシングカーニバルを取り仕切る競馬管理母体のレーシングビクトリアでは「スプリングレーシングカーニバルは、もはやビクトリア州だけのものではない。これは国際的なイベントであり、デルタブルースとポップロックの素晴らしいパーフォーマンスは、まさにその象徴である。この2頭の成功を受けて、来年も更に多くの馬や人が、世界中からこのカーニバルを目指してくるであろうし、それはまたこのカーニバルが、グローバルなレーシングでありイベントであることを世界に示すものである」というアナウンスをしている。