「優駿」オセアニア情報





Back




Presented by
Mariko Hyland & Associates Pty.Ltd.



優駿 2003年6月号




豪州生まれのサンデーサイレンス産駒サンデージョイがAJCオークス制覇!

シドニーイースターイヤリングセールで、岡田繁幸氏が170万ドルのサンデーサイレンス牡馬を落札したことで持ちきりのシドニー、ロイヤルランドイック競馬場のGTAJCオーストラリアンオークス(2400m)で、オーストラリア生まれのサンデーの初産駒、サンデージョイが優勝してオーストラリアの競馬界はサンデーの話で持ちきりになった。これはサンデーサイレンスの南半球生まれの最初のGT制覇である。サンデージョイは、98年に日本にいるサンデーサイレンスに種付けに行った9頭の繁殖牝馬の1頭ジョワデニスから生まれた。9頭のうち2頭の産駒は死亡、生まれたのは牝馬が5頭、牡馬が2頭であった。サンデージョイはこのわずか7頭のうちの1頭だから、確率を考えればやはりサンデーの血の力というのを考えざるを得ない。もちろん、繁殖たちはそれぞれオーストラリアを代表する、あるいは国際的な名牝たちではあったが。中でも、サンデージョイの母、ジョワデニースはクインズランドオークス馬、また祖母であるジョワデニスは同じクインズランドオークスを優勝しただけでなく、西オーストラリアでWATCダービー、VRCオークス、その他現在はGTに格上げになったVRCターンブルステイク(2000m)VATCアンダーウッドステイクス(2000m)なども勝っているスーパーフィリーである。したがって、この祖母、この母にしてこの娘ありというところかも知れない。サンデージョイは、現在13戦して今回の優勝を入れて2勝。ただし、GTのローズヒルギニースでの3着を含めて入着が6回ある。 ギニーズで3着になったサンデージョイは囲まれて抜け出さず非常に運が悪かった。したがって、このレースで運がよければ、もしかして、勝っていたかも知れない。ダービーは、牡馬と一緒に戦ったが、道悪のコンデションで、着外となった。ちなみにこのAJCオーストラリアンオークスでの2着馬は、ザビールの名牝シャワーオブローズイズで、ゲイ・ウオーターハウス調教師のワンツーフィニッシュになった。3着は、先日この欄でも取り上げたマーク・トッド調教師の管理馬でNZオークス馬ブランブルローズ。尚、シャワーオブローズイズは、コーフィールドカップに向かうと予想され、今年は、このレースで活躍した牝馬たちがオーストラリアの秋のメルボルンレーシングカーニバルに向かう。

さて、サンデーサイレンス産駒の話題はここで止まらない。実は同じ日に、アデレードのチェルトナム競馬場で、トニー・マカヴォイ調教師の管理する2歳のサンデーサイレンス牡馬、キープザフェイスが、緒戦2歳馬のオープンレースで快勝した。調教師はこれからVRCダービーを狙うと公言した。ということは、もしかして、今年中にサンデーサイレンス産駒からオークス・ダービー馬が出るかも知れないということ!

南半球生まれのサンデーサイレンス産駒はこれまで4年間で、名前を付けてレースをしている馬たちが13頭、生まれている仔馬たちが現在25頭いる。例えば、初産駒は、先ほどのオークス馬サンデージョイを含めて、最初の産駒たちは現在オーストラリアで6頭。サンデージョイの他はまだ未勝利。しかし、サンデージョイを管理するゲイ・ウオーターハウス厩舎にいるもう1頭のサンデーサイレンス2歳馬タッチドバイゴッドは、3戦して既に1勝(1100m)している。オーストラリアの競馬は、いつもいうことだが、どんなにステイヤー系の血統でも、まずは1000mから始める。したがって、サンデージョイを除いては結果が出ていないのは仕方がないかも知れない。いや、既にオークス馬が出ているのから、結果は出ていると言っていいのかも知れない。これから更にどのような活躍馬が出てくるのか、どのような活躍をするのかが楽しみだといえる。岡田繁幸氏がイースターセールで購入されたサンデーの牡馬は、日本に行って競馬をするとのことだが、このサンデーが日本で大活躍すれば、時ならぬオーストラリアブームが来るかも知れないと、オバサンはまたホクソエンデイル。