「優駿」オセアニア情報




Back




Presented by
Mariko Hyland & Associates Pty.Ltd.



優駿 2002年5月号

ドンドンエドワルドは、2000年のニュージーランドのセリで最高価格で落札されている。そして、この記録は今でも破られていない。現在の日本円にすると約2億円だったドンエドワルドは、フィリピンのサンミゲルグループの総帥で、オーストラリア、ニューサウスウエールズ州マッジーにあるグーリースタッドのオーナーでもある、ドンエドワルド・コフワンコ氏によって購入された。ザビールを父に、オクタゴナルの3/4姉妹、名競走馬ダイアモンドラバーを母に持つ、オセアニアの最高級血統を誇っている。しかし、これまで、セリで最高価格で落札された馬は成功しないというジンクスがある。そして、こんなジンクスとプレッシャーを背負って、メルボルンをベースにするリー・フリードマン厩舎に預けられた。 

デビューは、昨年5月。メルボルンのサンダウン競馬場の1200mレース。13頭立てて12着となる。ああ、やっぱり駄目なのかと人は思ったに違いない。それから、10月までの長い休養。この休養期間に、8月頃から3回バリアトライアル(模擬レース)を行い、いよいよ2戦目。1600mのレースで、13頭立ての8着。3戦目も1600m。やはり駄目。休養明けて4戦目は、1800mを走ったが、15頭立てのラストになる。この頃から、彼の周りは悪い噂ばかり。ところが、次の休養明けである今年1月には、まるで霧が晴れたように、勝ち始めた。ベンディゴ競馬場の1300mレースで優勝してから、GUを含めて、何と4勝連続で勝っている。そしてついに、3月のGT、シドニー、ローズヒルガーデン競馬場で開催されたローズヒルギニーで2着に入った。1着は、後ダービーで争ったカーネギーエクスプレス、ダービーで3着になったペンタイアのオセアニア初産駒ペンタスティックはここでも3着だった。

カーネギーエクスプレスは、言わずと知れたカーネギー産駒。日本からニュージーランドにシャトルされたカーネギーの初産駒である。カーネギーエクスプレスは、シドニーのリーディングトレーナー、ゲイ・ウオーターハウス厩舎の管理馬で、昨年末から評判になり始めた。初戦はシドニー郊外のニューキャッスル競馬場。1200mレースで11頭立て3着。2戦目の1400mで初優勝を飾った。その後1ヶ月の休養を終えて厩舎に戻り、1500mレース、1800mレースで距離を伸ばしながら優勝しつづけた。最初の重賞レースの優勝は、今年3月のカンタベリーギニーズ−(GT1900m)。続いて同じGTローズヒルギニーズ(2000m)でも優勝した。

そしていよいよ対決の日。4月1日のダービーを迎えた。カーネギーエクスプレスが本命。800mのところで鞍上のジム・キャシディ騎手が逃げ始める。そしてついに逃げ切ったかと思ったら、はるかかなたから来たドンエドワルドに抜かれてしまった。 さて、この日はダービーの総賞金200万ドルを含めて、1日の賞金が何800万ドル。ドンエドワルドのオーナー、コフワンコ氏の持つサンミゲルグループがスポンサーをしている。さて、このドンエドワルド。実は今年のジャパンカップを狙っているという。